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庚申塚と猿

11月18日雑司が谷の坂と共に寺社仏閣、庚申塚、石仏も見てきました。

私は見猿言わ猿聞か猿が庚申塚に掘ってある理由を初めて知りました。



庚申塚は馬頭観音などもならんであります。
庚申塚と猿_e0178150_14144113.jpg



右が馬頭観音。右から三番目が猿。

よく考えると当たり前なんですが、庚申塚の申は干支の猿の字です。

庚申塚と猿_e0178150_14144358.jpg



ここにも申。

下は珍しい龍が劔に巻き付いた図案にやはり見猿言わ猿聞か猿。

そこの立て札に、猿が人間が浄められる日までに天に言いつけ口をしない様に。目耳口を塞いでいると書いてありました。

庚申塚と猿_e0178150_1414442.jpg



そして調べると。



”猿は日吉山王神社のお使い”とも言われます。

”庚申待ち”、青面金剛に関連した三猿が彫られています。



猿がいるのは、神馬の厩と言われます。

猿は”馬の守り神”という厩猿信仰によりもので、

これは厩に猿の「頭蓋骨」や「手」などを祀り、厩の火災防止、衛生、牛馬の無病、安産などを祈願したものです。

厩猿信仰は、九州、東北などに見られ、江戸時代以前のものも確認されています。



猿を守りとするのは、京都御所の鬼門に猿の彫刻をおき”猿が辻”とした例もあります。

多くの神社でも神厩には猿の絵や彫刻がありますし、

中国の西遊記でも、孫悟空は弼馬温(ひつばおん)という天馬の管理長官になりますのも

同じ起源や信仰によるものです。



庚申待ち信仰は、中国から入って江戸期に盛んになった信仰で

人間の体内にいるという三尸虫という虫が寝ている間に天帝にその人間の悪事を報告しに行くのを防ぐため、

庚申の日に夜通し眠らないで天帝や猿田彦や青面金剛を祀って宴会などをする風習です。

神様に悪いことを報告されないように、庚申塔には青面金剛と三猿が”見ざる言わざる聞かざる”として彫られています。



60日に一度の庚申の日。それまで悪い事報告しないよ!なんて、可愛い信仰でしょう。

悪いことはしては許しませんじゃなくて、しても報告しないようにみたいな。いいなあ。
今後また寺社仏閣巡りを近場から進めたいです。





まずは12月1日の雑司が谷選集の前に雑司が谷霊園に行きます。
by Junglebooks | 2012-11-20 13:13 | イベント

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